木曽御嶽山噴火から二年慰霊祭
平成26年9月27日午前11時52分頃、当社の本山である木曽御嶽山が噴火してから二年が経ちました。
お亡くなりの方58名、行方不明者5名と戦後最大の火山災害となりました。
大自然は常に、穏やかな微笑みを私たちに見せてくれるとは限りません。
その事を御嶽山の噴火により、改めて教えられる思いです。
お亡くなりの方、行方不明の方、お怪我された方、並びにご家族の皆様、犠牲者遺族会「山びこの会」の皆様に改めて、心よりお見舞い申し上げます。
諸霊の慰霊祭を執り行い、その安らかなご冥福をお祈り申し上げます。
現在、黒沢口登山道、王滝口登山道(本年9月24日に規制緩和)共に9合目まで登れるようになりました。
避難小屋の屋根には防弾チョッキで使用される繊維で出来た屋根や防災無線スピーカーを設置する等、安全対策が進められております。
しかし、御嶽山周辺の村の復興は進んでいないのが現状です。
紅葉の美しい手つかずの自然が色濃く残る御嶽山の復興の為にも、沢山の登山者・登拝者をお待ちしてしております。
そして、山々に登られる、登山者自身の防災意識としてヘルメットを持参して頂くことをお勧めいたします。
美しく神々しい御嶽山を取り戻す為に、ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
御嶽神社 宮司 山田國光