宝物・境内
宝物
さいたま市指定有形文化財 普寛行者画像付祭文断簡一紙(江戸時代)一副
昭和62年3月31日指定
辞世の歌
なきがらは 何處の里に 埋むとも
心中御嶽に 有明の月
木喰普寛行者
紙本淡彩普寛行者画像 (歴史史料)
普寛行者は、享保16年(1731)秩父郡大滝村の生れで、修験者を志し、三峰山で天台、真言両宗の奥義を極めた後、江戸に出て府下修験者の長となった人です。寛政4年(1792)江戸の信者を連れて木曽の御嶽山に王滝口から潔斎方式を無視して強行登山し、御嶽開山の端緒を作り、御嶽山を道者の山から行者の山へと変えました。しかし、郷里へ向かう途中、現在の埼玉県本庄市で病没しました。
この画像は、たて73.4cm、幅24.7cmで、椅子にすわる普寛行者を描き、背景に木立のある遠山を配しており、辞世の歌と「行者木喰普寛」の名が記されています。本神社では、この画像を社宝としており、普寛行者が開山の御礼に神納されたものとしています。また、画像そのものも絵師が描いたものに普寛行者が筆をくわえたものと伝えられています。
この画像は、埼玉ゆかりの宗教者普寛行者の姿を伝える貴重な資料といえます。なお、上部には、祭文の断簡がついており、これは付指定になっています。
(さいたま市銘板)
さいたま市指定天然記念物 御嶽神社のイヌマキ(樹齢350年)一株
平成7年2月20日指定
このイヌマキは、目通り幹回り1.5m、高さ11~12m(平成6年測定)で、地上2mのところで幹は二つに分かれており、東側の幹は約3mのところで折れ、主幹は西側の幹となっています。イヌマキは雌雄異株であり、この木は実がつかないところを見ると、雄株と考えられます。樹齢350年程といわれるかなりの古木にもかかわらず、樹勢は旺盛で、樹形も優れており、保存価値の高い樹木といえます。
イヌマキ(Podocarpus macrophyllus)は、マキ科の常緑高木で、本州の房総半島、若狭湾以西、四国、九州地方に広く分布し、特に太平洋沿岸の暖帯林の中によく見られます。また、庭木や生垣として広く植えられています。
収蔵物
境内
鳥居・境内
天神雷鳥
木曽御嶽山開山の途中、道に迷った普寛行者を頂上まで道案内したとされる雷鳥を、本神社では神使として天神雷鳥大神をお祀りしております。埼玉県教育委員会による『101匹の埼玉狛犬』に選定されました。
拝殿
本殿
本殿御造営替 平成5年9月19日
木曽御嶽山王滝口御嶽神社 名誉宮司 滝重則殿を祭主に迎え、遷座祭を執行しました。
白龍大権現(拝殿御拝天井 白龍彫刻)
平成23年11月9日に白龍彫刻を奉納致しました。木曽御嶽山、三ノ池の白龍大権現を勧請し、厄除開運、身体健康、病気平癒、火盗除けの御神徳があるとされます。一枚板の檜で、直径150cm厚さ15cm重さ80㎏。賽銭箱の上から見上げる、迫力のある白龍彫刻は一見の価値があります。
伏見稲荷社 宇迦御魂命
霊神社
天神雷鳥社
御祭神
御嶽山座王大権現 八海山提頭羅神王 三笠山刀利天 意波羅山大権現 武尊山大権現 天神雷鳥大神 御山一切ノ大神 鎮守産土大神 天神地祇八百萬大神
霊神碑
霊神碑除幕式
昭和38年9月9日 中興開祖田島一心霊神
平成3年9月29日 講祖二代目田島一心霊神・講祖照王霊神
木曽御嶽山王滝口御嶽神社 名誉宮司 滝重則殿を祭主に迎え、除幕式を執行しました。
天神社(学問の神 菅原道真公)
ゑびす大黒天(福徳円満の神)
不動明王
社号石
手水舎
手水舎天井に木曽御嶽山、二ノ池の青龍大権現を勧請しました。